40代直腸疾患(GIST-稀少がん)の超低位前方切除、一時人工肛門、人工肛門閉鎖後の排便障害を中心とするブログ

GISTとよばれる稀少がんを直腸に患った40代イクメンの稀少がん治療や育児や趣味を綴るもの

千葉県内H病院初診

 前回日記に書いたセカンドオピニオンを受け、候補にあげてくださっった病院の中から手術をどこで受けたいかざっくり検討。そして千葉県内某病院(H病院)で手術を受けることを第1希望に決めました。遠方での手術は、「付き添いを誰にお願いするか?」と「退院後、飛行機でちゃんと帰れるか?」とかいろんな面で不安ばかりでしたが、患者会の先輩の意見なども参考に「なんとかなる」と自分に言い聞かせH病院で手術を受けることに決めました。

 早速、セカンドオピニオン翌日に地元病院に電話。直近で外来予約できる日を確認→1週間後のの外来を予約。
せっかくなら、もう一つの懸案であった歯の治療(手術に向け埋没親知らずを抜くべきかかかりつけ歯科が悩んでいた)についても「同じ日に地元病院で診てもらいたいなあ」ということでかかりつけ歯科に電話して、地元病院の予約を取ってもらうことに。

 1週間後、久しぶりに妻に付き添ってもらって地元病院受診。H病院への転院相談となるため、主治医が怒らないかドキドキしながらの受診でした。主治医にセカンドオピニオン先からの手紙を渡し、H病院のI先生のお話を聞きたいとI先生宛てに紹介状を書いていただくことに。その後、手術のことをいろいろ教えて頂き、懸念していた術後フォローについても快諾してくださり安心して主治医診察を完了。
 「早ければちょうど1週間後にH病院を受診したいのですが、紹介状は準備して頂けますか?」との私からの質問に「また画像データ一式準備しないといけないから、どうかなぁ。」との回答。確かに、この病院のドクターはみんな忙しいようで、紹介状とか書く暇もなかなかない様子。「セカンドオピニオンで持っていったCD返して頂いて今日持ってきたんですが、それは使えますか?」と私が言うと、すごくにっこりして「じゃ今から紹介状作りますよ!」と快諾。ゴミとわかっていても物を捨てることができない私の貧乏根性がこんなところで役に立ちました。

で、歯科診察。ドクターの判断では「私も手術前の患者の診療をよくしているが、今回の場合は親知らずは抜く必要ないと思います。手術までしっかり歯磨きしておいてください。ただ、H病院で抜歯を指示されたら、うちで急患扱いで抜歯するから遠慮せずに電話してください。」とのことで、親切にして頂き、診察終了。

同日中に、H病院の初診予約(遠方からの受診なので、できれば当日出来るだけの検査を受けたいことも伝え)を完了し、この時点で10:30。早すぎる。この日は1日有給を覚悟していましたが、結局昼から仕事へ。

翌週月曜日にH病院予約センターから電話頂き、「初診の後、術前検査やらMRIやら出来るだけ多くの検査を詰め込みました。」とご親切な連絡を受けて、一安心。

翌火曜夕方、仕事を終えた後、千葉へ移動開始。台風による「折返しの可能性ありの条件付飛行」でしたが、揺られながらもなんとか千葉到着。これは地味に疲れました。

翌水曜日H病院のI先生初診。もうI先生に全てを託す気持ちで診察にのぞんだので、こちらからは「肛門温存はほぼ諦めているので腫瘍をしっかり摘出して下さい」とお願いするのみ。
I先生のおっしゃったことは、
・直腸GISTは結構多くやっているから安心していいよ。
・ネオアジュバントで腫瘍が小さくならないケースって結構多いから「こんなもんだ」と考えてた方がいい。
・肛門も残す方針で手術に臨む。
・手術は10月上旬から中旬に予定。早ければ9/25に入院してもらうこともあり得る(9/23は娘の運動会を是非見たいとの私からのお願いを聞いてくださった形)。
・入院は2〜3週間の予定。
・歯科については、地元でちゃんと診てもらってるんんだったら特にH病院で検査は不要。
ということで、20分くらいで終了。H病院って、患者への説明メモの控えをくれるんです!この親切さには驚きました。
 で、私からの「次はいつきたらいいですか?」の質問に「何回も来るの大変でしょ?」とのことで、「今日既にオーダーしている諸々の検査の他にCTも追加しよう。明日までいられるんだったら明日内視鏡検査と手術準備外来受けてもらって、そしたら次手術の時に来てくれればいいよ。」とのことで、かなり強引にCTと内視鏡検査のオーダーをしてくださり、急遽もう一泊することに決定。術前にあと1〜2回は千葉にこないといけないと覚悟していたので、この寛大な対応は本当にありがたい。
当日は採血、レントゲン、心電図、CT、MRIを受け、ホテルへ。
MRIとCTは造影するので昼食は抜き、翌日内視鏡なので、夕食は「おかゆかうどんかプリンだけ」ということで、プリンを2個だけ食べて就寝。おなかペコペコです。

 翌日は便を全て出し切ってから病院に8:30に来て下さいということで、5:00起きで下剤服用。もちろん朝食も抜き。ヘロヘロです。
 朝、内視鏡検査を終え(ポリープが一つ見つかり切除してもらいました)、ここから3時間の待ち時間。普段であればネットを見ながら時間を費やすのに、その気力がない。H病院の食堂でラーメン食べたあと、ぼーっとテレビを見ながら時間を浪費することに。
そして、15:00過ぎに手術前外来を終え(この時気力が尽き果てたのを感じました)、羽田空港へ。羽田空港でラーメンチャーハンセットを食べ、それでも満たされないので、蕎麦屋かき揚げそば大盛り完食。

 

 本当に疲れたH病院初診(および術前検査)でしたが、とても充実した内容でありがたかったです。次に千葉に来るときはいよいよ手術。「手術前に食べたいものを全て食べておこう!」と決心したのでした。