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ABEMA地域対抗戦(将棋) 九州パブリックビューイング参加(2024/2/10)

超久しぶりのブログはがん闘病とは全く関係がありません。

タイトルの通り、ABEMA地域対抗戦(将棋) 九州パブリックビューイングに参加したので内容や感想をブログに残します。

 

参加したのは2/10、THE SHIPで行われた九州vs関東Bのチーム九州応援のパブリックビューイングです。

 

開場は17:30だったのですが、一本早い電車に乗れたので、当日は16:45頃到着してしまい、一番乗りとなってしまいました。THE SHIPさんの店頭には地域対抗戦のフラッグが掲げられており、この時点で少しテンションが上がります。

 

17:00過ぎ辺りから、ちらほらと参加者が集まりだし、17:30開場です。開場前に水町みゆ女流初段、豊川孝弘七段、中田功八段の順番で会場入りするお姿も拝見できました。参加者があいさつすると皆さんご丁寧に挨拶を返して下さり、いきなり好感度上昇です。

先に書くべきでしたが、私は将棋に関してマイルドなファンです。こういうイベントには初参加です。大盤解説会などにも行ったことがなく、棋士の方を生で拝見するのも初めてです。「テレビに出ている方って実際は偉そうににしている方が多いんだろうなあ。実際に棋士ってめちゃくちゃ偉い方の集まりだし」なんて考え、少し怖がっていたのですが、そんなことなさそうな感じですね。

 

受付後、うちわを1つ取っていいということで、私は佐藤天彦九段のうちわをゲット、これはうれしい。ただ、早いもの順でなくなっていきますので、お目当ての棋士のうちわが欲しい方は少し早めに到着されたほうがいいかもしれません。

いやあ、うちわ、かわいい!山笠を曳いてるのも天彦先生ってとこがいい!

 

ただ、THE SHIPさんの店先はそんなに広くない道路ですので、あまり早くから集まりすぎると周辺の方の迷惑にもなりえるので、少し難しいところかな。整理券配布とかできればいいんですが。

 

THE SHIPは二部屋に分かれており、まずはどちらの部屋を選択するかで悩むことになります。スタッフの方に「どちらの部屋が棋士の方がよく観れますか?」と聞いたところ、「棋士は行ったり来たりします」ということでしたので、奥の部屋に入ることにしました。ほんの少しだけ奥の部屋のほうがゆったりしているように思えたんですが、どうだったんだろう。

でも棋士の方をより多く見たいのであれば私の選択は誤りだったかな。入口側の部屋のほうが多く観れると思います。ただ、参加棋士の方もABEMAスタッフさんも気を使ってくださるので、奥の部屋でもそこまでの不満はありません。水町先生だけは入口側にいらっしゃることが多かったかな。なので、特に女流棋士の方を多く見たいという方は入口側のほうがいいのかもしれません(次回どうなるかわかりませんが)。

 

で、受付でドリンクチケットが渡されますので、早速ビールと引換に行きます。チケット渡して、ビールをもらうと、ドリンクチケットも返されました。「なんで?」と思っていると「あと2杯飲めますよ」と店員さんが!これにはびっくりしました。これ計算バグってないかな?次回からはドリンクお代わり回数減るかもしれませんが、もし今回同様3杯飲めるチケットだったら本当にお得です。これだけで2500円分くらいしますから。椅子の上に準備されたハッピを着て、ビールを飲みながら、お隣さんとおしゃべりしながら過ごします。皆さんとても優しくておしゃべりしやすい方ばかりでした。

 

で、奥の部屋はこんな感じです。狭いですが、狭すぎるということはありません。おしゃれです。店員さんも親切な方ばかりでしたので、普段使いにもよさそうです。

私の席は奥の部屋の入口付近、この辺りが一番テレビに映りにくい位置です。抗がん剤服用中で会社にも迷惑をかけながら働いている私としてはあまりテレビに映りたくなかったので、結果オーライでしたが、テレビに映りたい方はこの辺りはお勧めできません。

皆さん席に着いたあたりで、ABEMAスタッフさんが挨拶に来てくださり、場を和ましてくださいます。この日参加したのは県外の方も多く、兵庫・愛知あたりの参加者もいらっしゃいました。すごくないですか?

 

18:00を過ぎてしばらくしてから、参加棋士の方の挨拶があり(安心してください、参加棋士は奥の部屋にも挨拶に来られます)、オープニングの撮影のリハーサルが始まります。こういう経験も初めてでしたので、とても新鮮で楽しかったです。

今回の参加棋士は、中田功八段、豊川孝弘七段、水町みゆ女流初段。すごくないですか?個人的にはこれまでの4戦の中では最高の組み合わせです。

ABEMAスタッフさんも終始親切で優しいんです。「テレビスタッフってカメラが回ってないところでは横柄なんでは?」などと先入観を持っていたのですが、大間違いでした。

面白かったのは関東B側のオープニングのリハーサルも観れたところ。「あっちはあんな感じでリハーサルしてるんだ」と結構楽しく観れました。

奥の部屋のモニターの音声が途切れ途切れになるというちょっとしたアクシデントとがありましたが、ほとんど時間もかからずABEMAスタッフさんが別のスピーカーを準備してくださり、トラブル解決。百戦錬磨なんでしょうね、さすがです。

早速ビールをおかわり。入口側の部屋では中田先生が食事をとられていました。入口側の席ではこういうのも結構見れたのかもしれませんね。ただ、コミュ障の私としては目のやり場に困ってしまいそうです。

 

で、19:00を迎え、放送開始です。オープニングが終わり、1局目から。ここで、中田先生が奥の部屋の真ん中にお座りになります。マイクも持っておられるので、声も十分聞こえます(広くないので、マイクなしでも声は聞こえますが)。いやあ、中田先生、本当に優しいし、私のようなマイルドファンにもコアなファンの方々にも気を遣ってみんなが楽しめるようにお話をしてくださります。なんでだろう、マイルドファンの私の中では「中田先生ちょっと怖そう」と先入観があった(見た目かなあ、アウトレイジとか出てきそうな感じだし)のですが、全く正反対、こんな優しい方とは思いませんでした。質問にも答えてくださいます。参加者の独り言も拾ってくださったりもします。奥の部屋12人だけのために中田先生がお弟子さんの対局の解説をしてくださる、棋風や性格についても触れてくださるということで、こんな幸せな時間、なかなかないです。

 

で、これはあまり書かないほうがいいのかもしれませんが、対局終了間際にABEMAスタッフさんが動き始めますので、ここで、勝敗がわかってしまいます。ABEMAスタッフさんもプロなので、大勢決した時点で動き始めますので、それほど気になりません。ただ、最後の最後まで勝敗の行方がわからないという時は、ちょっとネタバレ的になってしまいます。今回、1局だけそういう場面がありました(私は全然気になりませんよ^^)。

ちなみに最終対局だけは、対局開始前に「勝ったらこんな感じ、負けたらこんな感じで行きましょう」と説明を受けたので、最後まで勝敗は分からずでした。

 

そんなこんなしてると食事タイム。

食事はこんな感じです。十分な食事!思っていたのと全然違います。募集の時に「軽食付」とあったのですが、最後にデザートのプリンも出てきます。これ軽食の範疇かなぁ?私にしてはちゃんとした食事でしたが。次回以降もこんな高いクオリティで行くの?クオリティダウンしても許せる範疇です。フィッシュチップは揚げたてです。そして全部美味しい!

カメラなどが入り、いつもよりも狭いと思われる空間を店員さんが観戦の妨げにならないよう、きっちり提供してくださります。ここでもプロの仕事が見られます。

食事は何組かに分けて提供されます。後で考えたのですが、ひょっとして食器類が足りていないのかな?でも手際はいいです。「今から食事出していいですか?」と食事のタイミングは聞きに来てくれます。

 

第1局、古賀先生が勝利して中田先生もご機嫌の中、部屋間を棋士が交代します。第2局は豊川先生が奥部屋ご担当です。「おじゃマンモス」の声とともに入ってこられました。生おじゃマンモスを聞けるだけで、マイルドファンとしては興奮です。

私の先入観とは逆で、豊川先生は中田先生よりは口数少なめ、将棋をじっくりご覧になられています。適度にお話をしてくださり、質問があれば答えてくださる感じです。

 

この後は対局ごとに中田先生と豊川先生が交代される感じです。水町先生が奥の部屋に来られるのは25%くらいの時間かなあ。口数は少なかったです。全体の空気を読んでおられる感じでした。かなり盛り上がっていましたから、あまり空気を変えたくないという感じだったように見受けられました。

 

天彦先生-森内先生の対局後の控室で、深浦先生が「間違いなく師匠が大喜びだったよ」とおっしゃった場面のくだりを画面で観てツッコミを入れる中田先生、最高でした!

当日のパブリックビューイングはどなたが参加されるかわかりませんが、こういうのにあたると参加者はとても嬉しいので、控室ではその日いらっしゃらない棋士のことも触れてくださると楽しいです。

 

中田先生は途中からワインにチェンジ、フライドポテトを注文され、参加者に「良かったら皆さんも召し上がってください」と。ここまで気遣いしてくださるんだ!と感動ものですね。私は恐縮で手を出せませんでしたが。

 

終盤になり、モニターに「長時間無操作がないのでまもなくシャットダウンします」と表示され、参加者が戸惑っているところ、豊川先生がさっそうとスタッフに伝えに行ってくださって事なきを得た場面なども印象深かったなあ。

また、最終局、天彦先生の完勝を中田先生のお話付きで観戦できたのは珠玉の時間でした。

 

先生方の楽しいお話は盛りだくさんでしたしたが、ここでは割愛します。書かないほうがいい話も多く聞けましたし。しかし、12時過ぎまで、休憩なく対応された先生方、本当にすごいです!激務となり、相当しんどかったはずだと思います。きつかっただろうなあ。またいらしてくださるかなあ。ぜひいらしてほしいなあ。

 

放送がすべて終わり、拍手に包まれた会場で最後にサプライズが!プレゼントじゃんけん会です。幸運にもプレゼントゲットできました。ずっとくじ運が悪かったのはこの日のためだったのか!めっちゃうれしい!収容人数が少ないですから。今回は参加者の4割以上の方がプレゼントをゲットできたんじゃないでしょうか。

 

で解散。お見送りも皆さん親切にしてくださりました。おもてなし感すごすぎ。本当に幸せな時間でした。

 

チケット1万円。高いか安いか、価値観次第ですが、私にとっては結果的には安かったです。倹約家の私、正直参加するかどうか迷いました。申し訳ないのですが、直前までブッチすることも考え、クレジット清算は期限ぎりぎりの実行でした。

 

今回のパブリックビューイング、間違いなく主催者側は赤字です。ABEMAさんが一身に赤字を負担しているのか、将棋連盟さんも赤字の一端を負担しているのか、分担はよくわかりませんが。さすがにお店が赤字になっていることはないと思いますが、利益はほぼないでしょう。金銭面だけでなく、参加棋士の皆さん、ABEMAスタッフさん、お店の方、激務だったと思います。

それでも申込み期限が延長になった会場もあるようで、定員割れしている会場もあるんでしょうか。これ、行かないのはもったいない。

そして、次戦からはさらにリーズナブルなプランも用意されるようですが、これ、本当に大丈夫なのか心配になります。

 

参加者の方は棋力は聞けませんでしたが、観戦されている様子からかなりお強い方が多くいらっしゃったと思います。また、観る将の方も多かったと思いますが、観る将の方はガチ勢が多かったように見受けられました。みんな本当に詳しい。そんな中でマイルド勢としては少ない参加者だったと思いますが、十分楽しめました。マウントを取るような参加者がいなかったのがラッキーでした。将棋ファンの方は良い方が多いのでしょうか?こじんまりしているので、マイルド勢のデビューには持って来いだと思います。

 

本当にスタッフの皆さんのホスピタリティが素晴らしかった。中田先生・豊川先生が本当に紳士でファンになりました。また、九州で休日でお二人が参加されるイベントがあれば参加してみたいです。沼ってしまうかも…。

そして、水町先生、かわいかったなあ。でも、今のご時世、本人に「かわいい」と言うとコンプラに抵触する可能性もあるんでしょ?

うちの娘たちも水町先生のように育ってほしいけど。将棋教えようかなあ。さっそくウォーズのアバターを水町先生に変えました。

会場では恥ずかしくて、主戦法アヒル囲いとは言えませんでした…。でも今更他の戦法覚える気力もないし。そもそも角を交換するようなサイコパスな将棋は私には無理。

 

会場を出たのは0:30頃でしたでしょうか。春節ということもあり、福岡市内のホテルは暴騰、東横インなどちょくちょく空室が出ないか見ていましたが空きも出ず、インターネットカフェも満室。当初はカラオケボックス4300円で過ごそうかと思いましたが、「あと5時間くらいで電車が出るのであれば」ということで、結局24時間オープンのファミレスでネット麻雀を打ちながら時間を過ごしました。麻雀打ちながら寝落ち寸前でしたが…。ありがとうジョイフル。

 

最後までお読みななる方はいらっしゃるかな?もしいらっしゃったら乱文乱筆に付き合ってくださりありがとうございました。

 

[追記]

ブログを読み返しながら、奥部屋の良さを発見しました。奥部屋はABEMAスタッフさんや店員さんが用事のない限り入って来られません。

ですので棋士の方と12人の参加者でほとんどの時間を過ごすことになります。ゆったりと過ごせます。気は遣って下さってるとはいえ、スタッフさんや店員さんが動かれていると気が散ることもあるのではないでしょうか。

奥の部屋はそういうのが少ない点で楽しめたというのもあるのではないかと思います。