40代直腸疾患(GIST-稀少がん)の超低位前方切除、一時人工肛門、人工肛門閉鎖後の排便障害を中心とするブログ

GISTとよばれる稀少がんを直腸に患った40代イクメンの稀少がん治療や育児や趣味を綴るもの

直腸GIST-私がブログを書こうと思った理由

今日は、「なぜ私がブログを書こうと思ったか?」ブログ開始当初の気持ちを残しておくという意味で記事にします。

×広告収入でグリベック抗がん剤)など治療費の足しにしたい・・・ではありません。

 私のGISTは直腸にできたことおよびそのサイズから「高リスク」ということが確定している。手術が成功しても治療はずっと続くわけで、ブログを頑張って、広告収入を得て、少しでも家計の足しに・・・なんて思ったこともありますが、これは無理です。その理由とは、

1.GIST自体が珍しい病気で、閲覧数を期待できない。

 テーマが稀少がんを扱うものであるため、多くの方にご覧いただくようなテーマではありません。自分の文才のなさなども加味すると、広告収入など望めるものではありません。

2.広告収入を得るにはサイトの管理料など費用がかかる。

 多くの方の閲覧を期待できないとはいえ、一人でも協力してくだされば数円の収入を得ることが可能かと思います。
 しかし、広告を張れるようにするには「独自ドメイン」とかITに疎い私にはよくわからないのですが、初期投資が必要とのこと。初期投資回収なんて絶望的です。

3.そもそも勤務先が「副業禁止となっている」

 これが最大の理由です。GIST罹患後も私のことを大事に扱ってくださる勤務先に背くなんてことはできません。

×新しいガジェット購入の言い訳にしたい・・・でもありません。

 これが密かな企みでした。今使っているパソコンが6年落ちで買い替えたい。スマホも格安スマホで写真がうまく取れない。「新しいパソコンほしいなぁ。スマホほしいな。iMaciPhoneの組み合わせなんてやってみたいなぁ」なんて考えていました。
 でも、これから治療にお金がかかる。「パソコンもスマホも壊れるまで使い倒すのがまっとうな道かな。」と諦めるしかないと。
 しかし、「なにか言い訳ができれば!うーん、なんかいい理由ないかなぁ。」と考えてたところで浮かんだのが「ブログ」でした。
 「Apple製品で揃えると、iPhoneで撮った写真がデータの移動なんてなしにiMacで使えるらしいよ。すっごく便利だよ。」とか理由をつけて新しいガジェット購入の購入することを企んでいました。
 しかし、ブログを始めて1週間。残念ながら(?)今持っているパソコンとスマホで不満なくブログを書けることがわかりました。ブログを書くのにハイスペックなガジェットなんて必要なかったんですね・・・。ブログに写真を貼るためにわざわざ新しいガジェットを購入するのも勿体ないし。
 しかも、なぜか最近調子の悪かったパソコンも調子が良くなった(音が出なくなっていたのに、急に音が出るように復活した。心なしか動作が早い。などなど)ので、なおさら買い替える理由が見当たらくなりました。

〇「書く」ことで気持ちがすっきりする

 これが一番大きな動機です。患者会SNSで近況などを報告していましたが、「書く」ことですっきりします。そして、気持ちを整理することができる。「書く」ときに思わずポジティブなことを書いてしまいますが、そうすることで実際に気持ちもポジティブになります。
 また、「何かを書こう」と思うと、そのために調べごとをしたり、アクティブに活動できたりすることができるのではないかと思ったのも理由のひとつです。「ブログで良い報告をする」ために、日々無駄にしないように生活しようと。

〇GIST罹患後の生活を伝えたい

 GISTのブログはちょこちょことみかけることがありますが、まだまだ多くはないというのが実感です。あとに続く患者さんが安心するようなブログに育てていけるのか、それとも望まない結果が待ち受けているのか全くわかりませんが、治療・体調の進捗を残していき、あとに続く方の参考にして頂ければと考えています。

〇直腸手術後の生活を伝えたい

 手術後、人工肛門になるor肛門温存による頻便に苦労する、どういう未来が待ち受けているかわかりませんが、大腸疾患はこれからも増え続けると予想されており、私の経験を残しておきたいと思いました。
 既に良質なブログも存在しますが、ひとつでも多く実例を残しておくことは無駄にはならないと考えています。

〇新たな仲間を増やしたい

 これは大きな要因のひとつです。GISTERSという仲間に会えて、私の生活は明るくポジティブになりました。仲間は一人でも多いほうが良い。一人でもいいからこのブログを通じて仲間ができれば、本当にうれしいことだと思います。

○自分の想いを残したい

 40歳を過ぎて、本当に記憶力が衰えました。2・3年前何を考えて生活していたかなんて、もう覚えていません。貴重な今のこの時を記録することで、あとで懐かしく振り返れるようにしたいと思っています。

 そもそも多くのアクセスは期待できません。だからブログでオープンにする必要もない記事なのですが、数年後、1人でも2人でも私のブログを参考にして下さったらという思いで、ブログを続けていきたいと思います。